チョークアート・チョークアートアーティストの資格と仕事

このチョークアーティストに聞きたい!


チョークアーティスト 小松 由季さん
第4期協会認定講師
YUKI BOARD WORKS主宰(神奈川県)
-------今回の「このチョークアーティストに聞きたい!」は、第4期認定講師の小松由季先生です。いつも髪の毛を一つにまとめて、頭におだんごをされていましたが、今回はイメージが変わっておられますね。小松先生、よろしくお願いします! (小松)こちらこそ、よろしくお願いします! -------チョークアートを始められたきっかけは何ですか? (小松)オーストラリアに仕事で戻ろうかと迷っていた時に、調べ物をしていて偶然みつけたんです。実は合計2年ほどオーストラリアのケアンズに住んでいたことがあります。大学卒業と同時に、ケアンズでツアーガイドをしていました。
帰国後しばらくして、オーストラリアの上司だった方から『こっちに戻ってきたら?』と言われ、その時からチョークアートを始めるまでずっと、『オーストラリアの仕事に戻るか、日本で仕事を続けるか』と将来に迷いのある時間が過ぎていました。
会社の夏休みにケアンズへ行こうかなと、色々とパソコンで検索していた時に偶然チョークアートをみつけたんです。『あ、あの看板だ!』と。
-------チョークアートの印象が、とっても強かったんですね!
(小松)ケアンズでガイドをしていた時、ツアーでお客様をお連れしていたレストランやホテルにチョークアートの看板がありました。今も忘れないのですが、初めての夏休みツアーを担当した時、プレッシャーでドキドキしながらお客様を待っていたところ、目の前にあったチョークアート(確か、シェフが逃げる魚を追いかけている絵でした)のキャラクターが妙に笑えて、気持ちがなごんだことがありました。
だからその1枚のお陰でチョークアートは良く覚えていたんです。  
当時は海外っぽい看板というだけで、当然『チョークアート』という名前は知らなかったのですが。
チョークアートのお教室を日本でみつけた時、自分で描けるようになるなんて夢のよう!と気持ちがはっきりし、オーストラリア行きをやめて、早速kana art studio の門をたたきました。
-------小松先生は、ハワイでも活動されていて、ハワイとご縁がすごくあるように思っていますが、ハワイでの活動はどんな感じですか? (小松)チョークアートを始めたちょうどそのころ、横浜に引っ越してきました。最初は横浜にも、もちろんハワイにも、知り合いはいませんでした。
横浜にはハワイ好きな人やハワイアンショップが多く、初めての看板制作もハワイアンショップでしたし、そうした方々に応援してもらったからこそ、チョークアートを続けられる仕事にまでする事ができたと思っています。
だから私にとっては、ハワイ無しにチョークアートは語れない感じです(笑)
-------横浜に住まれて、ハワイと出会われたのですね。横浜にハワイアンショップが多いというのは、知りませんでした!(私だけでしょうか・・・)ハワイのどのようなところに興味をお持ちですか? (小松)ある人に言われた言葉がありました。
『絵にはね、描く人の人柄や知識や本音がでるんだよ』と教えてくれたんです。
そこで、『ハワイっぽいのがなんか好き~』という半端な知識や気持ちではできないぞ!と思いました。

可能であれば、何度でもハワイに行きたいところですが行けても年に1,2回が精いっぱい。だから、日頃からハワイに関するたくさんの本を読んだり資料館に出向いたり、自分で南国植物を育ててみて枯らせちゃったり(笑)。実はフラもたしなみます。
なかでも、日系移民の歴史は私の一番の興味あることです。歴史を知るとハワイには色んな国の移民が持ちこんだ文化がハワイらしく取り入れられ、ハワイの風土に合う根付き方をしていることが良く分かります。

思いきって1歩目踏み出すと、誰かと出逢い、そして出逢いが2歩目のきっかけをくれます。
3年前に初めて現地のイベントに出店した時、ある子供に『ハワイで教えているの?』と聞かれました。『日本から来たんだよ』と言うととても残念そうでした。それを機に『子供に教えてみたいな』と思っていたら翌日には偶然、小学校の先生と出逢い、『教えに来れる?』と声を掛けてもらいました。その3か月後は生徒さんにアシスタントで同行してもらって、現地の小学校で教えにいくことができたんです。
そこから人の輪がどんどん広がり、お陰でハワイにもたくさん知り合いができました。
-------チョークアートを通して、素敵な出会いをたくさんされているんですね!小松先生のお人柄と、チョークアートやハワイに対する真剣なお気持ちが、新しい出会いにつながっているんですね。
4月に「はじめてみよう!楽しいハワイアンチョークアート」を出版されましたが、本に込められた思いを教えてください。
(小松)発売してから2カ月程が経ち、最近不思議な感覚なのですが、卒業して活動する生徒さんを想う気持ちと発売された本を想う気持ちが似ています(笑)
達成感と共に巣立って一人で歩いて行くからかなぁ??

最初、書籍は突然のお話だったので、出版を決めるまで、とても考えました。決めたら早かったです、発展途上なりに等身大でいこうと、そのなかで私だからこその1冊にしたいと覚悟を決めたというか(笑)
チョークアートをまったく知らないスタッフさん方にチョークアートを正しく知ってもらわなければいけませんでした。対面でレッスンをしていれば簡単に伝えられることも、本では限界を感じ細かいことは諦めそうにもなりました。でも、文面を校正してくださったライターさんや出版社担当者さんが、チョークアートをきちんと知ろうとしてくださったお陰で0から基本を正しく伝えることにどん欲になりました。
ページ数が許される限り、惜しまず詰め込みましたので、手に取ってくれる方に意味のある1冊になったはずです♪
アートって、一般的には生活必需品ではなく、生活のエッセンスと言うかそういうものだと思うんですね。だから、作品も本も活字も、興味を持ってわざわざ訪れてくれる人にとって心地の良いものでありたいと願っています。
制作で迷った時に開いてもらえたり、誰かと一緒に描くような気持ちで開いてもらったり、それぞれの方にパステルで本を汚しながら、長く手元に置いて頂けたら嬉しいです。
私も本を読ませていただきました。ハワイの要素が加わっていますが、チョークアートの基本や必要なことがしっかり書かれてあり、素敵な作品もたくさん載っていました!

お忙しい中、インタビューさせていただきまして、ありがとうございました!いろいろな素敵なお話を聞かせていただいて、今後の小松先生のご活躍がさらに楽しみになりました!【編集 CAA広報部】
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